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小規模事業者持続化補助金|電子申請システムを解説します!

今回は、「小規模事業者持続化補助金(一般型)*の電子申請システム」について解説します。

*以下、「持続化補助金」に省略。

今回お伝えしたいポイント1.   郵送で申請すると審査で減点!?

2.電子申請システムの入力の前には下書きがおススメ!

3.経営計画・補助事業計画の入力の際のコツとは!?

持続化補助金(一般型)の第15回公募が開始されています。

申請受付締切は3月14日(木)ですので、応募を検討の事業者様はそろそろ申請準備を進めておきたいところですね!

※持続化補助金(一般型)の概要については以下の記事をご覧ください!

第15回公募分では 専用の電子申請システムに基本情報や事業計画等を直接入力する形に変更 になりました。

そこで、今回は専用の電子申請システムの入力方法を中心に解説したいと思います。

電子申請で応募しないと審査で減点!?

電子申請システムの解説の前に一つ大事なポイントをご紹介します。

持続化補助金の申請は、原則、電子申請システムでの受け付けですが、例外として郵送での申請も認められています。(持ち込みは不可です)

しかしながら、公募要領のP.27には以下の重要な記載があります。

 「電子申請システムを使用せず、郵送で申請を行った事業者に対して、減点調整を行います。」 

申請方法によって審査上不利になってしまうのはもったいないですよね。

締切ギリギリで応募するなど余程のことが無い限り電子申請で応募しましょう!

なお、電子申請を行うためには、「GビズIDプライム」のアカウント取得が必要です。取得に要する期間は1週間程度ですので、今から準備すれば十分に間に合います。

GビズIDプライムの取得に関しては、ぜひ以下の記事をご参照ください。

電子申請システムの概要

では、電子申請システムについて解説していきます。

まず初めに、電子申請システムの概要をご紹介します。

電子申請は、商工会議所または商工会いずれの管轄地域の事業者様でも、以下の同じシステムからログインします。

電子申請システムの入力内容のフローは下図の通りです。

※参照:交付申請の手引き(電子申請システムの操作マニュアル)

上図のフロー通りに進めていきますが、あらかじめ下書きを作っておくと良いです。

特に、上図赤枠の経営計画及び補助事業計画については比較的時間がかかるため、以下の様式2_経営計画書兼補助事業計画書をダウンロードして下書きを作っておくことをおススメします。

様式2_経営計画書兼補助事業計画書①

 ★下書きをおススメする理由 
電子申請システムは、上図のフロー番号(1~14)ごとにページが遷移していきます。ここで少しやっかいなのが、「前ページの入力が全て完成していないと次のページに遷移できない」という点です。
これによって、以下の問題が生じます。
・とりあえず入力を保留にしておいて、次ページを先に入力するということが出来ない。
・ページを遷移すると自動保存される仕組みになっているため、一つのページを完成しないと保存できない。

あらかじめ下書きをしておけば、スイスイと次ページに遷移できるため、入力保存を気にすることがなくなります。
なお、上記の問題は現時点(2/21)で確認した内容なので今後改善されるかもしれません。

上図フローの「6.希望する枠及び加点項目」までは、ほとんどが基本情報の入力やプルダウンによる選択式ですので、様式2の下書きを元にすればスイスイと進んでいけます。

一方で、上図赤枠の箇所「8.経営計画入力」と「9.補助事業計画入力」は、下書きがあっても少し時間がかかる所だと思いますので、具体的に解説していきたいと思います。

経営計画入力について

経営計画の入力は、普段からwordやメールソフトを高頻度で利用している方なら操作しやすいと思いますが、ここではあらかじめ様式2_経営計画書兼補助事業計画書①に下書きしておいて、コピー&ペーストする方法をおススメします。

以下は、私が実際に下書き作成した経営計画を電子申請システムにコピー&ペーストしてみました。

↑word文書の下書きのテキストと画像の全体をコピーして・・・

↑電子申請システムの入力欄に貼り付ける。

すると、テキストや表は問題なく表示されましたが、画像の部分だけうまく貼り付けられませんでした。このように、画像はテキストと一緒に貼り付けると上手くいかないようです。

対応策として、 画像だけをコピー&ペーストし直せば、問題なく表示 されました。

↑画像だけをコピーすると貼り付けできます。

このようにして、下書きからコピー&ペーストしていけばスムーズに経営計画の入力ができます。

なお、経営計画入力時の注意点としては以下があります。

経営計画入力時の注意点1.   経営計画で入力できる文字数は、最大10,000文字程度。

2.文字サイズは、10.5とする。

3.180分の間、ページ遷移が無い場合、保存していないデータが破棄され、再度ログインが必要になる。

★経営計画に入力する項目や内容については、サンプル記入例をご参考ください。

補助事業計画入力について

補助事業計画の入力は、申請する経費を使って「どのように販路開拓を行うのか」「効果はどのくらい見込めるのか」等を記載します。

取組み内容を入力する際の重要な点として、申請する経費ごとに取組み内容を記載する必要があります。

例えば、申請する経費が一つだけの場合は、一つの取組み内容を記載すればOKです。

一方で、複数の経費を申請する場合には、その経費ごとの取組み内容を記載するといった感じです。

また、電子申請システムに入力する際の注意点として、複数の経費を申請する場合には、追加ボタンを押して別個に取組み内容を記載しなければなりません。

下図に、2種類の経費申請の例:チラシの制作、LP(ランディングページ)制作をご紹介します。

先ずは、チラシ制作に係る取組み内容を下書きからコピー&ペーストします。

↑追加ボタンを押すと、下図のように取組み項目が追加されます。

このようにして、申請する経費ごとに取組み内容を入力していきましょう。

補助事業計画入力時の注意点複数の経費を申請する場合には、追加ボタンを押して別個に取組み内容を入力する必要がある。

★補助事業計画に入力する項目や内容については、サンプル記入例をご参考ください。

さいごに

今回は「持続化補助金の電子申請システム」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

私どもHKS(補助金活用支援会)には、本補助金を活用したご支援において多数の実績があり、事業計画の策定に関して、事業者の皆様に寄り添ったサポートをさせて頂いております。ご興味をお持ちいただいた方は是非ともご相談を頂ければと思います。

今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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