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ものづくり補助金の遂行状況報告書の記入例と提出方法の紹介
ものづくり補助金の補助事業期間中に「遂行状況報告書の提出について」と事務局から急に連絡が来て驚いている事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、ものづくり補助金の遂行状況報告書の書き方について解説します。これから作成する必要がある人はぜひ参考にしてみてください。
本記事を読んでわかること・ものづくり補助金の「遂行状況報告」の申請方法
・「様式第5」と「様式第5別紙(経費明細表)」の記入方法
遂行状況報告とは
遂行状況報告って何?
ものづくり補助金交付規程の第14条(状況報告)に基づいて、補助事業の途中経過を記載した「遂行状況報告書」を作成し、事務局に提出することです。ものづくり補助金の交付決定から約2~3か月後に事務局から提出の依頼について連絡があります。
交付規定14条(状況報告)
補助事業者は、全国中央会より、補助事業の遂行及び収支の状況について報告を求められ た時は、速やかに様式第5の「遂行状況報告書」を作成し、全国中央会に提出しなければならない。
非常に重要な報告で、遂行状況報告書の提出が未完了の場合、実績報告書の受付は不可となる場合がありますので、ご注意ください。なお、事務局からの依頼がない場合や、既に実績報告書を提出している場合などは、遂行状況報告書の提出は不要です。
いつまでに提出すればいいの?
報告書の提出期限は、交付が決定した月の翌月から計算し3か月後の末日(報告基準日)の翌月15日と決まっています。※15日が土日祝日の場合翌営業日
通常は提出期限の約1か月前に事務局から提出依頼の連絡がきます。その中に提出期限が記載されていますので、必ずチェックしてください。
何を提出すればいいの?
提出する書類は「遂行状況報告書(様式第5)」と「経費明細表(様式第5別紙)」の2つです。
遂行状況報告書(様式第5) | 報告基準日時点における補助事業の実施状況を具体的に記載する。 |
経費明細表(様式第5別紙) | 報告基準日時点における経費の支出状況を記載する。 |
※報告基準日:交付が決定した月の翌月から計算し3か月後の末日
それぞれの書式は、ものづくり補助金の公式HP「補助事業の手引き」ページにある「遂行状況報告」にある関連資料Zipからダウンロードできます。必ず公式HPから最新資料をダウンロードして使って下さい。
※ものづくり補助金総合サイトより引用
遂行状況報告のポイント
・事務局から交付決定日の約2~3か月後に提出依頼が来る
・提出期限は事務局からのメールや書面に記載されているため必ずチェック
・提出する書類は2つ、「様式第5」と「様式第5別紙(経費明細表)」
・書式は「ものづくり補助金総合サイト」からダウンロード可能
様式第5(遂行状況報告書)の記入方法
様式5(遂行状況報告書)の記載箇所は7か所あります。特に重要なのが「2.補助事業の実施状況」部分で、補助事業の実施状況について「計画に対する進捗状況(遅延の有無)」「現在までの取組内容」「今後の取り組み内容」を具体的な日付等を交えて記載する必要があります。記載例を以下に示しましたので参考にしてください。
※画像はクリックで拡大できます。
様式第5別紙(経費明細表)の記入方法
様式第5別紙(経費明細表)には、報告基準日時点における経費支出状況を記載します。採択された枠に応じて作成する内容が異なりますのでご留意ください。なお、基準日時点において、まだ代金の支出をしていない場合には、ABC欄には「0」と記載し、積算基礎欄は空欄で問題ありません。今回は、一般型の記入方法を以下に示したので参考にしてください。
※特別枠(2~4次締切)、特別枠申請通常枠採択(2~4次締切)、新特別枠(5~9次締切)、グローバル展開型は書式(Excel)の別シートをご使用ください。
※画像はクリックで拡大できます。
Jグランツに添付して提出する
遂行状況報告書は、交付申請時と同様にJグランツから提出します。Jグランツログイン後は、マイページの中にある「状況報告」から必要事項を入力し、作成した2ファイル(様式第5、様式第5別紙)を貼付して申請します。
①担当者メールアドレス | GビズIDの情報がプレ入力されています。変更がある場合はGビズサイト「プロフィール変更」にて修正および参考様式11の提出が必要。 |
②様式第5 | 必ず、ものづくり補助金総合サイトからダウンロードしたWordファイルを使用してください。添付時には、PDFファイルへの変換と、ファイル名修正が必要です。 ※ファイル名:様式第5_事業者名 |
③様式第5別紙(経費明細表) | 必ず、ものづくり補助金総合サイトからダウンロードしたExcelファイルを使用してください。添付時には、ファイル名修正が必要です。 ※ファイル名:様式第5別紙_事業者名 |
保存も5年間忘れずに
遂行状況報告書を含む、ものづくり補助金事業にかかわる書面は補助事業終了から5年間保管する必要があります。見積書や契約書などと合わせて、紛失しないように保管しておきましょう。
最後に
今回は「ものづくり補助金の遂行状況報告」について解説していきました。基本的には補助金事務局から連絡が来てからの申請となりますが、補助金の交付を受けるために必要なプロセスですので、申請漏れがないようにご注意下さい。
私たちHKSでは、遂行状況報告を含め、ものづくり補助金の申請から交付までご支援させていただいています。ご興味のある事業者様はぜひ以下のリンクよりお問い合わせください。
ものづくり補助金に関して、他にもまとめている記事がありますので、ぜひご確認ください。
▼ものづくり補助金に関連する過去記事はこちら▼
・ブログ記事「ものづくり補助金 加点項目があるとどれだけ有利?」を公開
・ものづくり補助金、事業再構築補助金の申請要件となっている付加価値額とは?
・補助金を返す?!とならないための知識(ものづくり補助金/賃金引上げ計画の注意点)
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