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ものづくり補助金7次採択結果発表!!
第7次公募の採択結果
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔一般型・グローバル展開型〕の7次締切分は、令和3年5月13日から令和3年8月17日までの期間において全国で5,507者からの申請がありました。結果は下記の通りでした。
今年度の1次から7次までの結果は下記の通りです。
今回の第7次は第6次と比較すると応募者数、採択者数が増加、採択率もアップしています。これまでの状況を確認すると、4次の応募者数が多かったため採択率が悪くなっていますが、採択者数に着目すると概ね3000者前後が採択される流れになっている様に読み取れます。
グラフですと4次の特別枠の応募者数が突出しているのが分かります。(グラフの採択率は一般型・グローバル型合計で算出しています。)
ブロック別・都道府県別採択者数
次に今回公表された採択者一覧表からブロック別・都道府県別に独自の集計をしました。
採択者数は三大都市圏(関東・近畿・中部)が多いですね。
都道府県別トップ10は下記の通り。
都道府県別の申請者数は公表されていませんので採択率は算出できませんが、都道府県別採択者数でも三大都市圏が強いですね。
公式サイトのデータから読み解く申請者と採択率の傾向
次に公式サイトのデータポータルにて公表されているグラフを見てみましょう。
まずは申請者の従業員規模はこのようになっています。
5人以下の小規模事業者が最も多く、101人以上の規模の大きい事業者も応募されています。従業員数が多いほど採択率が上がっています。
次に業種について見てみましょう。
やはり「ものづくり補助金」ですから製造業が中心ですね。製造業以外では医療・福祉の事業者が比較的多い状況です。採択率については今回の平均採択率50.4%(一般型)を上回っているのは「建設業」・「製造業」・「学術研究専門技術サービス業」となっています。
次は補助金額についてはどうでしょうか。
750〜1000万円が最も多く、採択率は金額規模に応じて上がっています。おそらく製造業の設備投資となるとまとまった金額になるのでしょう。とはいえ750万円以下でも採択率は平均よりも高くなっています。
次は加点項目の取得数です。加点項目は4つあります。
(1):成長性加点(経営革新計画の承認)(2):政策加点(創業、第二創業後5年以内・パートナーシップ構築宣言)(3):災害等加点(事業継続力強化計画の認定)(4):賃上げ加点等
加点項目2個以上の事業者が平均以上の採択率になっています。3個と4個では採択率に差が出ていません。確実に採択を獲得するために加点項目は2個以上を目安に抑えておきたいですね。
最後に支援機関からの支援の有無についてです。
HKSでも支援をさせていただいていますが、支援機関と一緒になり事業計画を立案することによって採択率が上がっていることが確認できます。申請をお考えの事業者様には外部の知見を取り入れてご自身の計画をブラッシュアップされてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでものづくり補助金7次の採択結果を見てきましたが、申請した事業者と採択率の傾向は・・・
(1) 「従業員数」が多い事業者は採択率が高い傾向がある。
(2) 「業種」は製造業・建設業・学術研究専門技術サービス業の採択率が高い。
(3) 「補助金額」の規模が大きいほど採択率は高い。
(4) 「加点項目」は2個以上が採択の分かれ目になっている。
(5) 「支援機関」と連携して計画を作成している事業者ほど採択率が高い。
以上の結論とさせていただきました。HKSでは経験豊富なパートナーコンサルタント(国家資格保有の専門家)が事業者様の補助金活用をお手伝いしています。完全オンライン対応でお客様のパソコン画面上で資料を共有し対面と同じようにご説明いたします。お気軽にお問い合わせください。
今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。